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英語の道のり 2 大人になってから英語を学ぶ

以前、「英語の道のり」という記事を書きました。今回はその二回目です。大人になってから学ぶ英語について描いてみました。
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この絵が示すのは、

・勉強には順序があって、順序良くのぼらなければならないこと
・わかったふり、知ってるふりをしていては、のぼっていけないこと
・まして何もないところから上を目指そうとしてはならないこと

こういうことです。


「年齢と記憶」についていろいろ探して調べて、興味深い資料を見つけました。そこのデータから読めたのは:

・20歳のときに比べて、即時の記憶力、短期の記憶力、注意力は年齢と共に低下する。
・20歳のときに比べて、40歳までは言語の記憶能力は向上する。
・20歳のときに比べて、視空間の記憶は年齢と共に低下はしない。

十代の頃は、丸暗記が得意です。どんどん吸収できました。でも20歳を過ぎるとそうはいきません。でも、それを補うのが、すでにある知識です。雪だるまがころがって大きくなっていくように、すでに持っている知識や経験のまわりに、知識がくっついていくんです。 それが言語の記憶力が向上する理由です。

文章にしても単語にしても、歳をとると力まかせでおぼえていくことはできなくなります。関連させて憶える知識や、合理的理屈が必要になります。

「合理的理屈」、それが学校で教えるような文法です。(それが100%正しいとは言いません)

文法を、階段のように積み重ねていけば、それに関連してものもおぼえられるようになります。その理屈に基づく暗記力こそが、成熟した大人の脳のパワーです。

わけのわからない問題集を繰り返すだけでは、上に昇ってはいけません。それをちゃんと理解しなければなりません。難しい問題に挑戦したからといって、早く目標に近づくと思ってはいけません。むしろその逆の結果が待っています。


もうひとつの、注目点
・「視空間の記憶力は衰えない」

ものを「感じ」や「イメージ」でとらえて記憶する能力は、歳をとっても衰えません。単語の意味や言い方を、訳語でなくイメージや感覚でおぼえる能力は、若いときと変わりません。


scoreということばがあります。TOEICスコアのscoreです。この"sc=sk=sh"は、「切る」「刻む」といった意味の語根で、scar(傷跡)とか、skirt、shirt、short、scissors(はさみ)、scalpture(彫像)、shapeなどのことばの中に入っています。

TOEICのスコアを「刻む」努力もいいですが、本当の能力をつけるために、英語のイメージをこころに刻みこみ、形作る(shape)ことも、たいせつなことだと思います。

ちなみに、scがつく"scala"は、イタリア語で「階段」です。 一段一段、刻みながら登りましょう。

英語のscaleも動詞としてこんな意味があります(Longman英英辞典):
to climb to the top of something that is high and difficult to climb:


すずきひろし
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「英語耳」の松澤喜好先生と、Gogengoの角掛拓未さんとすずきひろしの語源好き三人が集まって「語源の広場」を始めました。下のイラストをクリックしてみてください。
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