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コーンフレーク

例えば、「コーンフレーク」という名前が無かったとします。
「今朝ね、水で練ったコーンミールを加熱してから圧搾し、長さ1cm程度の薄い破片に成型したシリアル食品を食べたよ」と言わなければならなくなります。それは面倒だから、「コーンフレーク」と名前をつけると便利です。いちいち説明しなくてもみんなが共通認識することができますから。それに、「コーンフレーク」という食品をなじみのない人でも存在を意識することができるようになります。

文法の用語もそれです。「名詞を修飾する語」のことを「形容詞」と名前を付けてもんなが共通認識すれば、便利なのです。

ボ「おかんがな、品詞の名前を忘れたらしくてね」
ツ「どんな品詞なのか、いっしょに考えるから、ちょっと言うてみて」
ボ「おかんが言うにはな、それの品詞は名詞を修飾するらしいねん」
ツ「ほな、形容詞や。形容詞はな、名詞を修飾するもんやからな」
ボ「俺も形容詞と思うてんけどな、おかんが言うには、theが前について名詞の働きをする言うねんな」
ツ「ほな形容詞と違うかー。形容詞はな、名詞を修飾してはじめて機能するもんやからな。」

でも、おかんが言っているのは形容詞です。the richで「金持ちな人」、the injuredで「怪我をした人」を表します。

「形容詞」というものを簡単に定義するときには「名詞を修飾する語」というのが便利です。そうやって定義した語をひとくくりに「形容詞」と呼べば、それに属する語の共通した機能を理解したり覚えたりすることができて、一語一語の機能を別々に覚える必要がなくなります。「the+形容詞」で「~な人」を表すということを覚えれば、ほとんどの形容詞について同じことが言えてしまうのです。

ボ「おかんがな、品詞の名前を忘れたらしくてね」
ツ「どんな品詞なのか、いっしょに考えるから、ちょっと言うてみて」
ボ「おかんが言うにはな、それの品詞は動作や状態を表すらしいねん」
ツ「ほな、動詞や。動詞で決まりや。」
ボ「俺も動詞と思うてんけどな、おかんが言うには、名詞を修飾するときにも使える言うねんな」
ツ「ほな動詞と違うかー。名詞を修飾するのは、形容詞やからな。」

いや、動詞は、そのままだと名詞を修飾できませんが、現在分詞や過去分詞の形になれば、名詞を修飾することができます。
そういうことを用語無しで説明するのは難しいし、頭にも残りません。

文法の用語と言うのは、ことを難しくするのではなくて、ものごとを簡単にするためにあるのです。


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