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複雑; complexとcomplicatedの違い

complexcomplicated。どっちも「複雑な」という訳がつきますが、このふたつ、どうちがうのでしょう。
どっちにも"com"がつきます。これは「いっしょに」「共に」の意味なので、「複」という漢字で表せます。問題はその後。
complexの"plex"はapplyのplyと同じで「折り重なった」という感じです。だから訳語の中では「複合」というのがうまく表していると思います。(もちろん文脈や内容で「複雑」となることが多いですが)。重なり方がひとつ(single)だとsimpleですよね。

でもcomplicatedの"plic"も、もとを辿ればplyの意味。だからふたつの意味は似てるんです。このplyにはtwistedの意味もあって、「入り組んでもつれちゃった感じ」がcomplicatedです。complicatedには「入り組んだ」という訳語もあります。「整理されずにとっちらかっちゃった」感じです。


complexは、「たくさんの要素がある」とか「たくさんの階層がある」とか「たくさんの経路がある」とか、そんな客観的、物理的な「複雑さ」を表します。

一方でcomplicatedは「うまく整理できてない」とか「面倒なことになっちゃってる」「厄介な」とかそんな心理的な意味を含む「複雑さ」です。理解や説明がし難くなっている状態です。「解き明かすのが難しい」とか「解決が困難」とか「混乱しちゃってる」とか、そんな状態を示すものです。

たくさんの要素や部品を含む機械装置はcomplexだけど、それが必ずしもcomplicatedであるとは限りません。何階層もある組織はcomplexとは言えてもcomplicatedであるとは限りません。もちろんcomplexでありかつcomplicatedである場合も多いです。

complexなものや事象をsimpleに示すことも可能です。じょうずに説明・整理できればsimpleに説明できます。

「からまってもつれちゃった」complicatedなものを、よりsimpleな話にするには、それを「解く」ことが必要です。analysis(分析)のanaはthrough(通して、全体に渡って)で、lysisは緩める(lose)のことです。「複雑に折り重なってねじれてしまったもの=complicated」を緩めて解くのがanalysis。「分ければ分かる」→「analysisすればsimpleでunderstandableになる」。scienceのscも「チョキチョキ」の記事で書いたように、「切る」こと。解きほぐしたり切り分けたりすれば、複雑なものは理解できるようになるということですね。



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