プロバイダ(biglobe)のメンテナンスでページが表示が壊されてしまいました。biglobeによれば、これ以上は修復できないそうです(2019年7月30日)
 

しったかぶりのビジネス用語

日本人がNative speakers相手に話すときには、特にビジネスの場合には、相手側(native speaker)にも認識と理解をしてもらうことが不可欠になると思います。 「文化背景がなければ理解し難いような言い回しは避け、また俗語やイディオムの使用も避けてもらうことが必要です。

会議の中ではいろいろなイディオムが出てきます。

"a piece of cake"(たやすいこと、朝飯前)や"apple to apple"(同じ土俵での比較)はあまりにしばしば出るのでみんなよく知っています。でも、

" a ballpark figure"(「だいたいこんなもん」の数字)、"play it by ear"(とりあえずやりながら考えよう)は、会議でときどき出るのですが、知らない人も多いと思います。

"a $64,000 question"とか"a million dollar question"とか言い出す人もいます。代わりに"a very difficult question"って言ったらいけないの?と思います。

回を重ねるうちに判ってきたのが、"a snapshot" (スナップ写真: 転じて、一瞬でパッと状況が理解できるように見せる情報 (スライドや絵))。

"buy-in"も「了承、承認」だと理解するのにちょっと時間がかかったし。

アメリカ人が"eleveator speach"とプレゼンテーション資料に書きました。「何?」ってきいたら、「偉い人にエレベータの中で要点だけ簡単に話すようなこと。『概略』ってことだよ。」。じゃあ「概略」って言えばいいじゃない。

「たたき台」「素案」はdraft。同じような意味で"first cut"と言うひとがいます。なんとなく意味は判るけど、「なんでfirst cutって言うの?」とアメリカ人にきいたら「知らない」という返事。自分で調べてみたら、映画の編集で、一番最初にとりあえず切り貼りしてつくるもの ということから来ているようでした。 なるほどね。

"War room"ってのも出てきました。どうも戦争のときの参謀の戦略会議室みたいな感じで、重要プロジェクトに関しての推進部屋みたいなことのようです。

"burning platform"っていうのも出てきました。これは「ぼうぼう燃えている船の甲板」ということから「緊急を要する課題」というような意味のようです。

最近は、"Obeya"ってことばがでてきました。製品品質に関する用語には日本発のものがあるので「大部屋」か?と思ったら当たりでした。さっき挙げた"War room"と同じような感じがするのでアメリカ人にふたつの違いをきいてみたところ、「おんなじようなもんだね」という返事。ただの流行ことばなんですね。なんとなく「大部屋」の方が実務担当者が入るような響きがありますが"a big room"のセンスがなければ英米人には判りませんよね。

ニホン語の品質用語を使うと「通」みたいな感じが英米人にはあるみたいです。ずっと前、知っているイギリス人からemailが来て「品質用語だと言って仲間をだますから、てきとうな日本語を教えて」とありました。

いつか「The Seven Deadly Sins」なんて資料に書いてきたアメリカ人もいました。そんな言い方、しないでよ。対抗して「108の煩悩」の話をしたら会話は進んだけど。仕事をしないといけないのに。

とにかく
難しい構文の使用を避けてねってお願いするのもそうですが、知ったかぶりの用語は使わないでねとお願いしなければなりません。英語母語話者じゃない人が混ざってビジネスをするんだから。


すずきひろし

****お知らせ****

「英語耳」の松澤喜好先生と、Gogengoの角掛拓未さんとすずきひろしの語源好き三人が集まって「語源の広場」を始めました。下のイラストをクリックしてみてください。
画像
英語の語源を様々な視点で学べるようなコンテンツが用意された、学習者のための広場です
*************
神奈川県内のカルチャーセンターで講座を持っています(相模大野、厚木)。
詳しくはホームページをご覧ください。

この記事へのコメント