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zoom RSS 第2回語源の広場セミナー 報告

<<   作成日時 : 2018/06/11 15:20  

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6月10日、第2回語源の広場セミナーを行い、約30名の方々に参加いただきました。
質問を多数いただきました。どれも鋭く、興味深い質問でした。その答えを考えるうちに自分の考えがまとまってきたり新しい発見が見えてくるので、質問というのは双方にとって非常に重要で有意義だと思います。

質問の例をいくつか挙げると
1)一人称は単数はIで複数はWeなのに、二人称のYouはなぜ複数でも単数でもYouなの?
A)参考となる記事はこれ
もともとは単数と複数は別だったのに、単数のthouは消えて複数の方が残ったようですね。

2)administrationには「管理」などいろいろ意味があるけど、語源は?
A)「英単語の語源図鑑」の24〜25ページにあります。minは「小さい」ministerは「使えるこもの」それに「向かって」を意味するadがつくと「向かって仕える」。こんなところから「管理」の意味になっていったようです。

3)confidentは「自信がある」でconfidentialが「機密」。これってなぜ?
A)参考となる記事はこれ。 fidは漢字でいうと「信」。だからすっかり(con)自信があるからconfidentは「自信がある」。で、confideは「すっかり信用できる」→「秘密を打ち明ける」で、そこから考えるとconfidentialが「機密」を表すことにつながります。

4)同じ接頭辞でも複数の意味があるものはどうやって捉えたらいいかな?
A)例えば「すっかり」のように強意を意味する接頭辞にdeとかconとかperがあるけど、それぞれちょっと違う。deは「下に」の意味とつながる「すっかり」なので「やり下す」「やり倒す」のようなイメージの「すっかり」だし、perは「通す」を意味するから「やり通す」のような意味の「すっかり」。conはぜーんぶ含むような感じから「すっかり」が連想されますかね。ただ、「どっちの意味からどっちの意味に広がった」というよりも、「ひとつの概念から二つに分かれた」ということかも知れませんね。

5)日本語の新聞を読むとき、漢字が浮いて見えるのでパッと見て概要が理解できる。英語でもネイティブスピーカにはそんな感じがあるのかな?
A)英語には機能語(function word)と内容語(content word)がありますね。機能語は小さく短く発音されます。日本語の機能で置き換えると、ひらがなはほぼ機能語に相当かもね。その意味では聴くときには「漢字」を理解するように内容語をとらえているでしょうね。読むときにもそんなふうに見えるんじゃないかなと想像します。
そこで思いついたけど、日本語と言うのは「視覚」に頼った認知をしますね。「あの人、西川さんでしたっけ、大西さんでしたっけ」なんてことが起こるように「西」という漢字が頭に浮かびます。音だけじゃ覚えられなかったのに漢字がわかった途端に名前が覚えられるようになったり。
日本語は英語よりも同音異義語が多い。だから漢字で考える必要があるんですよね。そんなふうに英語とは頭の使い方が多少違うのかも。漢字っていうのは、すごく機能的な記号ですね。参考となる記事はこれ

6)日本語と英語の音声上の違いって何でしょう?区切り?音節?
A)すずきの解釈をいうと、日本語は流れの美学で英語はリズムの美学。日本語は単調な音の連なりを3とか5とかの「モーラ」に区切って感じる美学。英語は強弱長短の美学。それが音節でできたリズム。
「キラキラ星」を歌うと、き・ら・き・ら・ひ・か・るの7つのモーラ。英語だとtwin・kle twin・kle lit・tle starの7つの音節。あれれ?同じ4小節でも日本語の情報量は英語より少ないなあ。「きらきらひかる」って、twinkle一語文の情報しかないね。同じ長さでも英語には日本語より多い音声的情報量が入っているのかも。でも、日本語はわかりきったことを言わなかったりするから、文脈の助けを借りながらそれでも何とか同じ長さで伝わる。そこに日本語と英語のリズム感やテンポの違いがあるように思います。「英語は幾何学/英語はお化け」;英語はSとかVとかOとかCできっちり積み上げられたパターン構造だけど、日本語は見方によっていろいろ違うふうに見えてしまう。そこの違いを理解するだけで、英語の理解に近づくように思います。

ほかにもすばらしい質問をいただきました。どうもありがとうございました。

次回は10月6日の夜です。
https://www.kokuchpro.com/event/0201d094f0e4ac0dd884873eb44990d3/





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6月10日「語源の広場セミナー」を開催します。語源を使って英単語を楽しく覚える方法を考えて見ます。ご参加ください。
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