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<<   作成日時 : 2017/07/19 15:29   >>

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英語を学習するとき、単語をおぼえたり文法を覚えたりします。それで得られるのはknowledge。

そうして得られたknowledgeを、実際に運用にapplyできるようになっているものがwisdom。

無の状態から一気にwisdomに行ける訳ではなくて、どうしたってknowledgeにするプロセスは必要です。それは意識的に行う注入によるものかも知れないし、無意識的な積み重ねによるものかも知れません。無意識的な積み重ねの方がwisdomには近いように思います。

単語をおぼえるときしばしば単語帳を使いますが、あれはまさしく意識的に行うknowledgeへの注入。例文とともにおぼえると良いなどと言われますが、それは例文の中で模擬的なapplyをしてwisdomに近づけようとするものです。すでにwisdomになっている語と関連させたりするのもwisdomにする方法。実際の場面で使ってみたりするとよりwisdomに近づけることができます。日記の中でその語を使ったり、ひとりごとの中でその語を使ってみるのもwisdomに近づける方法。

wisdomにするためのそういったapplication作業は、言ってみればactiveな学習。一方、単語帳で覚えるのはpassiveな感じ。「日本の学校での学習が役立たない」という人もいますが、私はそうは思いません。passiveな学習としてknowledgeを築くことに関しては十分に機能していると思います。ただ、activeな作業としてのapplication作業がうまくできておらず、結果wisdomに至っていないということだと思います。wisdomになっていないknowledgeはやがて記憶から消え去りますから、役に立たなかったように思えるかも知れません。

一念発起して文法をやり直したとして、それをknowledgeで終わらせてしまっていたら、結局また、知識は忘却の彼方へ消えていき、定着することはありません。多少の練習問題をやったところで同じ。あとで思い出すのは文法用語の断片程度です。

短期的に記憶する作業はそう難しいことではありません。時間を確保しさえすればできます。問題はその次、knowledgeからwisdomに昇格させるところです。その過程には苦痛が伴います。案外に時間もかかります。たくさんの文章を読んだり、英文を暗誦したり、自分で文章を生み出そうとしたり、そういうのはたいへんです。ときには痛みを伴うような感覚さえあります。

でもその痛みは、甲殻類が成長の過程で殻を破るときに似ているのではないでしょうか。人間も成長期に骨が痛んだりしますね。その痛みを越えたら、いままでの自分でない自分になれる。それが学習の過程の中でplateauを脱するときの感覚だと思います。ただのknowledgeに終わらせてしまってはもったいないから、そこを乗り越えないといけないのです。それを越えた後には、新しい世界が見えるのです。

さて、
近頃では、それら以前の段階、すなわちknowledge以前の段階で立ち止まっている人が多いように思います。それは、「knowledgeを得る方法を知っている」ということだけで満足している状態です。確かに、単語の意味などは、現代のテクノロジーを用いればいつでもどこでも簡単に調べられます。危険なのは、そのテクノロジーの使い方を知っているだけであたかも「ものを知っている」ように勘違いしてしまうことです。「調べられる」はknowledgeではありません。ましてwisdomとはかけ離れています。

knowledge(知識)は積み重ねなければなりません。そしてそれをwisdom(知恵)に変えて、活用できなければならないのです。実際のものを読んだり、書いたり、使ってみたりしなければ、せっかくのknowledgeはやがて無くなってしまいます。



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