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<<   作成日時 : 2015/06/28 21:30   >>

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「バイリンガル」にはいくつかの種類があると書かれています:
The benefits of a bilingual brain - Mia Nacamulli

compound bilingual、coordinate bilingual、subordinate bilingual。つまり、幼少期から二ヶ国語の環境で育ったbilingual(compound bilingual)。そして少年期から二ヶ国語の環境に置かれたりしたbilingual(coordinate bilingual)。そして大人になってから第二言語の環境に置かれてなったbilingual(subordinate bilingual)で、どうしても言語間の「置き換え」が必要になります。

表面上は同じように見える場合があっても、脳の中ではそれぞれ違う処理が行われているようです。もちろんそれぞれの中間もあると思います。それに問題は「年齢」だけではないと思います。

compound bilingualやcoordinate bilingualの先生が、これから第二言語を習得しようとする大人の学習者に対して、自分が進んだ道と同じ道を進ませようとしても効かないと思います。これから習得しようとする大人の学習者は、すでにできあがった脳の機能を活用しながら第二言語をおぼえていきます。しかも、日本に居て勉強する限りは、第二言語に触れる量やその質にも、制約があります。

そういう学習者の中には、パズルを組み合わせるような幾何学的な覚え方がじょうずなひともいれば、理屈で覚えるのがじょうずな人もいるし、訳語であたまをクルクルと回転させるのが得意なひともいます。その人に合った習得方法を、脳は選択するんですね。「○○学習法」などという、自分やほかの人に効果があった方法を押し付けるのでは、効果は期待できません。

言語の起源を考える論文に「羽根の生えた天使」の話が書いてありました。動物学的には、天使の羽根は成り立たないという話。鳥の羽根は、人間の腕や動物の前足に相当します。動物は、羽根と腕のその両方を持つことはありません。動物には、その進化の過程の中でも、新たな器官が生まれることはなくて、起こるのは別のものが進化したり形を変えたりすることだけだそうです。自分の手を見ながら考えるのですが、水かきだって指の間の皮膚に相当するんだろうなと思います。もう一本、指が生えてくるなんてことはありません。

幼い子供は、生まれ持った言語用の機能をじょうずに使ってふたつの言語を共存させます。でも大人はそうは行きません。すでに言語の脳は母語で満タンだからです。「英語脳」なんていうもうひとつの脳はできてきません。指がもう一本生えてこないのと同じように。

だから、既存の脳の機能を利用して、既存の言語脳に織り交ぜて、習得して行くしかありません。その織り交ぜ方にはいくつかあって、学校文法がその代表だと思います。母語話者の頭の中で作られる規則性(文法)を、わかりやすい言い方で明示化する。subordinate bilingualになろうとする人には、それが近道だと思うんです。その過程は、compound bilingualのひとには、きっと理解しにくいことだと思うんです。compound bilingualやcoordinate bilingualの人が、大人の学習者に対して第二言語を教えるときには、気をつけなければいけないと思います。「話せること」と「教えられること」は別のことです。

単語の「訳語」も、明示化の代表的な方法です。「置き換え」の代表的なやりかたです。でもそれに凝り固まると、ほんとうの単語の「意味」が理解できません。ほかのことが必要です。より感覚に近い方法の処理です。

文法に関して言えば、規則性を明示化する方法は、学校文法だけではないと思います。それと併用すればうまく効く方法が、きっとあります。もっと効率的に、感覚的に、脳を回転させる方法です。もちろんそれが得意な人も不得意なひともいるでしょう。でも、きっと、多かれ少なかれ、進化の方向に向かいます。
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